もともと、人とのつながりを大切にすることが価値観の中心にあった。出会った人を大切にする。相手のことを深く理解する。学生時代のカフェでのアルバイトで経験したコーチングや、テニスサークルでの指導経験を通じて、人の成長を支えたり助けたりすることに強いやりがいを感じるようになった。就職活動では銀行や商社なども考えたが、今目の前で困っている人に寄り添い、挑戦を支援しながら自分も一緒に成長できる損害保険業界に興味を持った。
井原
関東保険金サービス部 前橋保険金サービス第二課 2022年入社
2022年
「総合コース(限定なし)」で入社。関東保険金サービス部 前橋保険金サービス第二課に配属。自動車保険における物的損害に対する保険を扱う物損対応業務を経験。
2024年
同課で人の命や身体に対する損害を扱う人損対応の経験を積み、会社づくりや人材育成にも寄与するための広い視野を獲得しようと奮闘中。
もともと、人とのつながりを大切にすることが価値観の中心にあった。出会った人を大切にする。相手のことを深く理解する。学生時代のカフェでのアルバイトで経験したコーチングや、テニスサークルでの指導経験を通じて、人の成長を支えたり助けたりすることに強いやりがいを感じるようになった。就職活動では銀行や商社なども考えたが、今目の前で困っている人に寄り添い、挑戦を支援しながら自分も一緒に成長できる損害保険業界に興味を持った。
損保ジャパンへの興味が強まったのは、出会った人の人柄や気配りに惹かれたからだ。インターンシップや座談会で関わった社員の話し方や言葉遣い。ちょっとしたコミュニケーションの端々に、相手を思いやり寄り添う姿勢を感じた。こういう先輩たちと一緒に働きたいと思えた。そして何より、面接の際に自分が話したいことを全て出し切ることができた。それも、面接官が自分を理解しようとしっかりと向き合ってくれたからだ。この会社なら、自分が大切にしている人とのつながりを深めていきながら成長できる。そう確信して入社を決めた。
配属された前橋保険金サービス第二課では、自動車保険における物的損害に対する保険を扱う物損対応業務を2年間経験した。客観的かつ論理的な説明や判断が求められる仕事だが、事故直後のお客さまは混乱して冷静な判断ができなくなっていることも多い。それでも、お客さまと事故の相手方、双方と信頼関係を築きながら、解決方法を提案していく。お客さまから直接感謝の言葉をいただけた際には、他に代え難い喜びを感じられる。
入社2年目の終わり頃、駐車場内で発生した自動車同士の事故対応にあたった。お客さまから状況を聞く限りでは、事故の責任割合は五分五分に思えた。しかしそれだけで判断するのではなく、社内外の専門チームとも連携して事故の状況を詳しく分析していく。すると、三割程度の事故責任割合で済む可能性が出てきた。すぐさま弁護士に相談して意見書を手配し、事故の相手方にも説明。無事に示談を成立させることができた。対応の初動では、お客さまから厳しいお叱りの言葉もいただいていた。しかし示談成立から数日後、「あの時は感情的になってしまったけど、これからも損保ジャパンに頼むよ、ありがとう」と感謝の言葉をいただくことができた。
お客さまから厳しいお言葉をいただきながらも逃げずにやり切れたのは、周囲のサポートのおかげが大きい。特に専門チームとの連携は自分にとっても大きな学びとなった。自動車の損害状況を検証する技術アジャスターや修理を担当する工場の方、法律の専門家である弁護士、そして同じ課の同僚や先輩たち。様々な専門性を持つメンバーからアドバイスをもらいながら対応方針を定め、お客さまに満足していただく。助け合い、支え合うことにためらいのない損保ジャパンの風土は、人とのつながりを大切にしたい自分にとって大きなやりがいにつながっている。
一方で、人を相手にする仕事だからこその難しさもある。お客さまや事故の相手方は案件によって本当に様々であり、対応が一筋縄で行かないことが多いのも事実だ。だからこそ、損害保険業界に興味を持った当時の初心を忘れないようにしている。つまり、今目の前で困っている人に寄り添い、自分も一緒に成長すること。相手の話をしっかりと話を聞き、役に立てることは何かを考え、丁寧に説明することで信頼関係を築いていく。簡単な仕事ではないが、先輩たちのようにスピード感を持って適切な判断を下せるように、経験を積んでいる最中だ。
まずは、一つひとつの案件を通じて知識や経験を身に付けていくこと。その上で、自分だけでなく周りにまで視野を広げていきたい。先輩や上司は、自分が落ち込んだり焦ったりしている時に、絶妙なタイミングでそっと声をかけてくれるのだ。それぞれが自分の案件を抱えながら、若手メンバーの状況にも気を配ってくれる。だからこそ安心してチャレンジできる。自分も人の表情や状況を察して動くのは得意な方だと思っているが、先輩たちに比べたらまだまだだ。もっと広い視野を獲得し、チームに貢献できる人材として成長していきたい。
現場での経験を通じて、選ばれ続ける組織のあり方について考えるようになった。お客さまに安定して高品質なサービスを提供するためには何が必要なのか。答えは出ていないが、これまでの経験から一つ確たる思いがある。それは、個々の強みを活かし相乗効果を生むことの大切さ。一人にできることには限界があるが、チームで支え合うことでよりお客さまに満足していただけるサービスを生み出せるはず。そのために経験したことのないことにも果敢に挑戦し、自身も成長し続けながら、将来はマネージャーとして組織の人材育成に関わっていきたい。そしてゆくゆくは、全社的な人材育成方針にも挑戦していきたい。