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[ interview ]

ビジネス全体を捉え、
DXを一気通貫でリードする。

眞方 (デジタル・システム)
2021年入社
DX推進部
眞方 (デジタル・システム)
Profile
大手自動車メーカー、AIスタートアップでのエンジニア経験を経て、損保ジャパンに転職。現在は、DX推進に向けたWebアプリケーションの開発や新技術の調査・検証などを担当している。

Chapter 01損害保険事業に感じた、DXの可能性

はじめに、損保ジャパンに転職した経緯を教えてください。
新卒で自動車メーカーに入社し、自動車の統合制御にかかるソフトウェア開発を担当していました。当時、自動運転技術が発達してきたタイミングだったこともあり、AIなどの先端技術分野に携わりたいという思いでAIスタートアップ企業に転職をしました。そこでは、エンジニアとしてPoCをはじめ、システム開発等を行うほか、企業に対するプロジェクトの提案などを行っていました。いわゆるDXに関する支援になるのですが、そこで感じたのは、ビジネスプロセス全体を変革する難しさです。事情はさまざまですが、取り組みがなかなか成果に結びつかない点にもどかしさを感じていました。それならば、外部から支援するのではなく、DXを推進しようとしている企業の内部にポジションを移そうと思い、事業会社への転職を決めました。
なかでも損保ジャパンに惹かれた理由は?
まずは、DXに力を入れていこうというタイミングで合致したことと、損害保険事業はデータを扱うビジネスになるため、AIとの親和性が高いと感じました。加えて、集積した膨大なデータをどう利活用するかという点でも、デジタルの力が大きく役立てるのではないかと思い、損保ジャパンを志望しました。※PoC(Proof of Concept):概念実証と称され、新しい手法などの実現可能性を見出すために、試作開発に入る前の検証を指す言葉
眞方 (デジタル・システム)

Chapter 02関われる領域の広さと、そのやりがい

入社されてからは、どのような業務をされているのですか?
Webアプリケーションを開発することが多いですね。事業部の方から「ここのプロセスにデジタルを導入できないか?」と相談をもらったり、逆に私たちの方から「こういったソリューションを検討しているがどうか?」と提案を持ちかけたりします。前向きに検討できそうであればプロトタイプを作成して、試験的に運用してもらい、導入が決定すれば本番運用まで実行していきます。最近では特にLLMを使った業務効率化の話が多かったりしますね。
具体的には、どのようなプロジェクトがあるのですか?
現在進めているのは営業社員向けのソリューションで、「代理店からの照会対応を効率化するアプリケーション」の開発とテストをしています。背景としては、当社と契約している代理店から営業社員の方に日々お問い合わせが入るんですね。全国展開している分、そのお問い合わせも結構な量があり、営業社員からするとその負荷が高いと。そこで、代理店からのお問い合わせに対する回答をLLMによって作成するアプリケーションを開発しました。専門性が高い領域なので、お問い合わせの内容を理解し、回答するための準備をするだけでも結構時間がかかっていたようなので、そこのプロセスを大幅に改善できる見込みです。現在は自動車保険の分野で試験運用をしている段階ですが、うまくいけば火災保険や賠償保険などの領域にも広げていきたいと思っています。
事業会社に転職されたことで仕事の進め方にも変化がありましたか?
やはり内部にいることで関われる範囲は広くなりましたね。AIやシステム単体ではなく、ビジネスプロセス全体を見た上で開発を手がけることができますし、上流から下流まで一気通貫で担えるのは非常にやりがいがあります。
さらに、実際に現場で試してもらったものが本番運用につながったり、スケールアップしていったりというのを、最前線で感じながら進めていけるのも内製ならではの面白さだと思います。※LLM:大規模言語モデルを指し、膨大なテキストデータと高度なディープラーニング技術を用いて構築された、自然言語処理と呼ばれる分野における革新的な技術
眞方 (デジタル・システム)

Chapter 03エンジニアとして魅力ある環境

ご自身が携われる範囲が広がっているわけですね。
私自身、今はAIやLLMに一番関心があり、そういった尖った技術を大きな裁量で扱えるのは非常に魅力的だと思っています。さらに言えば、使ってくれる人も多いんですよね。当社の社員だけでも何万人といますし、今後さらに領域が広がってくればもっと大きな規模感になっていきます。AIの性質上、使えば使うほど精度が上がっていくものなので、今後活用が進むことで当社独自のAIに進化していくことを期待しながら日々取り組んでいます。
エンジニアとしての成長という観点ではどのように感じていますか?
重なりますが、裁量が大きく主体的に働くことができる環境は、エンジニアにとってもっとも魅力的な要素だと思います。また、サンフランシスコで開催された技術カンファレンスにも参加する機会をいただき、最新技術やトレンドをキャッチアップすることができ、そういった経験も確実に業務に活かせていると思います。
ほかにも、GoogleのイベントでLLMの活用事例を講演する機会があり、そういった場でもいろんな方と意見交換したりすることができています。
人材育成に力を入れるだけではなく、そういったさまざまな機会をいただけるのも当社ならではの魅力だと思います。
では、最後に今後の目標を教えてください。
個人的には、AIの専門チームをつくりたいと思っています。AIは今後もっとも大きな可能性を秘めている分野になるので、優秀なエンジニアたちが技術を研鑽しながら開発していける環境ができれば、より魅力的な環境になるのではないかと思っています。
世間的には金融機関で少しお堅いイメージを持たれる方も少なくないかもしれませんが、当社は自分自身でいろんな可能性を見出せる環境ですので、「面白いことに挑戦したい」、「技術を磨いていきたい」という方はぜひ当社に来ていただきたいと思っています。
眞方 (デジタル・システム)
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