全国各地に拠点を持つ損保ジャパンでは、それぞれの地域に貢献し、地域のお客さまと強い信頼関係を結んで自身も成長していくことができる。坂本もその一人である。石川県金沢市出身の坂本は、就職活動時、生まれ育った金沢での就職を希望していた。
「石川県内には素晴らしい企業がたくさんあります。魅力的に感じる会社が多くあり、正直迷ったのですが、どの企業も損害保険とつながりがあることに気づき、損害保険会社であればさまざまな企業と関わり、一緒に地域の発展に貢献することができると感じました。また、損害保険は企業や人の生活に大きなダメージが生じたときに寄り添い、その穴(=経済的損失)を埋めることができます。この穴を埋めることができなければその先の成長や発展につながることができない。大好きな地元企業や人々の支えになれることに魅力を感じ、当社への入社を決めました」。
入社後は金沢支社に配属され、地方銀行、生命保険会社、整備工場、企業内代理店などを担当。業務は多岐にわたった。
「1年目に苦労したことは、募集人が多数在籍する金融機関代理店の対応です。募集人の方々は通常のメイン業務を行いながら、お客さまに損害保険もご提案していただく。いかに募集人の方々に損害保険を理解していただき、販売に繋げてもらうか。私が講師になって150人近い募集人の方々にレクチャーしていました。どう伝えればよいか、どうすれば伝わるか、どうしたら募集人の方々の行動につながるか。教えること、人を通じて保険を販売していただくことの難しさを痛感し、一方で難しいからこそのやりがいを感じました」。
資料は坂本自身が作成し、募集人がお客さまに声をかけやすいように工夫をした。また、整備工場では法人開拓に取り組んだ。本業で関係のあるお客さまをリスト化。「保険を活用してお客さまとの新しい接点をつくりませんか」と代理店主や責任者に提案するなど、保険を通じた代理店の本業顧客基盤強化を実践し、本業の経営に寄与。1年目とは思えない活躍ぶりだった。