周囲と比べて、自分には特出した強みがない。そう自覚しているからこそ、人に対して誠実であることを大切にしてきた。相手の話を素直に受け止め、前向きに動く。どんなことでも、任されたことは言い訳せずに全うする。そして、自分にしてもらったことを周囲のメンバーに還元することで恩返しする。他の誰かを目指すのではなく、自分は自分の守備範囲を守り、それを広げていくことが大切だと常日頃から思っている。
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社員の挑戦を応援する制度
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INFORMATION
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川﨑さん
カルチャー変革推進部/DEI推進グループ 2008年入社
2008年
業務職(当時)として入社し、広島自動車営業部に配属。
2011年
事務の業務に加えて営業の業務(代理店営業)もスタート。
2013年
一度目の産休・育休を取得。
2015年
ディーラー向けの自動車保険の営業として復職し、育児と仕事の両立に奮闘。
2019年
二度目の産休・育休を取得。
2021年
時短勤務で復職後、フルタイムで営業に復帰。
2024年
ジョブ・チャレンジ制度を活用し、カルチャー変革推進部/DEI推進グループに異動。広島に駐在しながら、フルリモートで社内へのDEI浸透に携わる。
周囲と比べて、自分には特出した強みがない。そう自覚しているからこそ、人に対して誠実であることを大切にしてきた。相手の話を素直に受け止め、前向きに動く。どんなことでも、任されたことは言い訳せずに全うする。そして、自分にしてもらったことを周囲のメンバーに還元することで恩返しする。他の誰かを目指すのではなく、自分は自分の守備範囲を守り、それを広げていくことが大切だと常日頃から思っている。
損保ジャパンを知ったきっかけは友人の紹介だった。自分にはやりたいことや明確なビジョンがない。だからこそ、一緒に働く人を重視して、面接や説明会に臨んだ。入社を決めたのは、選考過程で出会った先輩社員の人柄に惹かれたから。当時は、これほど壮大なキャリアを歩むなんて考えもしなかったが、振り返れば今日まで、とにかく人に恵まれ続けたと心底思う。
自分にとっては、学生から社会人になることが大きな挑戦だった。働いて給料をもらうこと、代理店さんを通じてお客さまの契約をお引受けすることの責任。「答えのある仕事」だからこそ、ミスなく完遂することが大前提だ。ごまかしたりうやむやにしたりしてはならない。ミスがあれば、なぜ起こってしまったのか、同じことを繰り返さないためにはどうするべきかを深堀って考える癖をつけた。それも、社会人としての基礎を叩き込んでくれた先輩の教えだった。その人の背中を追いかけて、もっと成長したいと思えるようになった。
入社して6年目に、約2年間の産休・育休を取得。ディーラー向けの営業として復職後、育児と仕事を両立するための奮闘が始まった。初めての育児、初めての外回り。慣れない業務で思うように仕事ができず、代理店さんに謝っては、子供の送迎に間に合わず保育園でも謝る日々が続き、心が折れかけた。それでも、同じく育児中の先輩社員や上司を始めとする周りのメンバーの理解と支えのおかげで、なんとか乗り越えることができた。心からありがたく思うと同時に、共に働く仲間に対して無責任なことは絶対にしないと改めて思うようになった。入社12年目には二度目の産休・育休を取得。コロナ禍で社会のあり方が変わる中、何を大切にして生きるのか、自分の価値観を問い直す転機となった。
二度の産育休を経て実感した。損保ジャパンは人を大切にする会社であり、周りには人として尊敬できる社員ばかりだ。周りと比較して、自分の仕事に自信が持てずにいた。でも、自分らしいやり方で地道な努力を重ねて成果を出せば、自分も誰かのモデルケースになれるかもしれない。自分らしく前向きに働き続ける姿を見せることで、働き方の選択肢を広げたいと思うようになった。そして、母になっても営業で仕事を続け、ジョブ・チャレンジ制度にも挑戦できたのは、周囲の理解・協力、会社の制度、制度を活用できる環境があったからこそ。目の前の仲間がもっと心地よく働くために、自分にできることは何かを考えるようになった。
さまざまな選択肢を選べる環境というのは、誰にとっても良い面があるはず。仲間の悩みを聞く中で、その想いは強くなっていった。一人でも多くの社員が長く働き続けるためには、自分に合った働き方を選べる環境の整備が必要だ。産育休を経験している自分だからこそできるアドバイスもある。そんな中、ジョブ・チャレンジ制度にジョブトライコースが新設され、1年間のフルリモート勤務が選べるようになった。迷わず手を挙げ、現在のカルチャー変革推進部/DEI推進グループへの異動を希望。これまでは、任されたことを全うしようという受け身のスタイルだったが、初めて自分がやりたいことに挑戦する面白さとよろこびを味わった。
現在はDEI推進グループで、社員がいきいきと働くための職場環境整備に取り組んでいる。DEIを特別なことではなく、当たり前にしていくことをミッションに、情報を発信したり実践したり、試行錯誤の日々だ。中でも自分の役割は、広島駐在の立場を活かして、東京本社と広島の架け橋となること。身近にモデルケースがおらず働き方の選択肢が狭まってしまうがゆえに、自分のキャリアを前向きに描けずにいたり、退職したりする社員をなくしたい。人それぞれ必要な支援が異なるからこそ、様々な制度を利用できる環境の実現を目指して日々の業務に臨んでいる。
社員が楽しく前向きに働けるように。その思いは、今後も変わることはない。自分は「憧れの誰か」にはなれないと気づいた段階で、自分らしいキャリアや貢献について考えるようになった。だからこそ今、こうして社内に向けた眼差しを強く持ち、どこにいても「ここで長く働きたい」と思える環境づくりに携わることができている。これまでやりがいやビジョンを持てずにいたが、損保ジャパンで働く中で初めて見つけることができた。同じように、広島で働く仲間が自分らしく活躍し続けられる組織文化をつくっていきたいと考えている。