PROJECT STORY
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PROJECT STORY #01
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PROJECT STORY #01

真に価値ある企業、
そして持続可能な社会を目指して
仲間と共に挑む、
損保ジャパンのDEI推進。

損保ジャパンでは、一人ひとりの能力が最大限に発揮される企業を目指してDEI(Diversity, Equity & Inclusion)の推進に取り組んでいる。その具体的な取組みのひとつが、「育児」「LGBTQ+」「障害者」「キャリア支援」など共通のテーマに興味関心のある、異なる知識、経験、価値観をもつ多様な社員が組織を超えて集まった社内グループによるERG(Employee Resource Group)活動だ。カルチャー変革推進部の山縣と村中、そしてERG活動に参加する3名の社員が、取組みの意義と現在地、未来への展望を語る。

SPEAKER PROFILE

山縣さん

カルチャー変革推進部DEI推進グループ

2005年入社

山縣さん

村中さん

カルチャー変革推進部DEI推進グループ

2006年入社

村中さん

忠見さん

自動車営業支援部企画グループ
ERG活動サークルマイスター

2008年入社

忠見さん

間野さん

本店企業保険金サービス部法人保険金サービス課
ERG活動「子育て応援ラボ」サークル リーダー

2011年入社

間野さん

松本さん

金沢支店金沢第二支社
ERG活動「じぶはた」(キャリア支援)サークル リーダー

2016年入社

松本さん

※ 取材時点での所属部署名を記載しております

DEIとは、多様なリスクに
対応するために必要不可欠な考え方。

山縣

多発化・激甚化する自然災害、AIをはじめとした技術革新によるデジタライゼーションの進展、新型コロナや紛争など世界が大きく変化している中で、損保ジャパンとしても多様な視点や価値観を取り入れていかなければ、真に価値ある商品・サービスを創造することはできません。損保ジャパンとしてすべてをお客さまの立場で考え、変動する様々なリスクからお客さまをお守りするために、DEIの考え方は必要不可欠なのです。

村中

山縣さんの話とも重なりますが、お客さまそれぞれに「安心・安全・健康」のかたちがある中で、損保ジャパンがこれからも選ばれる会社であり続けるためにDEIは欠かせません。また、社員の価値観やライフスタイルも多様であるため、一人ひとりが活躍する環境をつくることはもちろん、それぞれの異なる強みや個性、能力を発揮して、その中で起きるぶつかり合いを受け入れることで、新たな価値を発揮することも重要だと思います。

山縣

そうですね。村中さんと私が所属するカルチャー変革推進部では、社員一人ひとりが多様な強みや個性・能力を発揮するためのさまざまな取組みを推進しています。共通のテーマのもと、異なる知識、経験、価値観を持つ多様な社員が繋がる「ERG活動」もそのひとつ。現在は約300名が参加しており、「育児」「LGBTQ+」「キャリア支援」など10のテーマで活動しています。今日参加している忠見さん、間野さん、松本さんも、それぞれERG活動に参加しているメンバーです。

DEIとは、多様なリスクに対応するために必要不可欠な考え方。DEIとは、多様なリスクに対応するために必要不可欠な考え方。

それぞれの想いを大切に
するために、それぞれの
関わり方を尊重する。

山縣

私は2017年にカルチャー変革推進部の前身部署に異動してきました。当時は待機児童問題に対する批判的なSNS投稿が大きな話題になっていた時期。また私自身も、不妊治療を続けてきた中で「子どもに恵まれることは当たり前のことじゃない」と実感していた頃でもありました。それは、奇跡なのだと。だからこそ、子どもがいることで働き方の選択肢が狭まる、そんなようなことはない、誰もが活躍できる会社であってほしいという想いのもと、DEI推進への取組みに熱が入りました。

村中

私は営業現場にいた際には仕事と子育てを両立するために、時短勤務で働いていましたが、所属長や職場メンバーのサポートのおかげで働きがいを持ってさまざまな仕事に挑戦することができました。その経験から、全国にいる社員の挑戦を後押しする存在になりたいと思い、ジョブ・チャレンジ制度を利用して2020年に着任しました。

忠見

私は2019年からLGBTQ+サークルに参加しています。社会情勢が変化する中で自分の価値観をアップデートしたいという想いから手を挙げましたが、参加することで今までの自分には見えていなかった悩みを持った方がたくさんいるのだと知ることができました。

間野

2023年から育児をテーマにしたサークル「子育て応援ラボ」に参加していて、現在はリーダーを務めています。私自身が結婚・出産・離婚を経験し、いろいろな人に相談したり、逆に相談を受けたりする中で、それをサークル活動として全国的に展開していきたいと考えるようになったことが参加のきっかけです。

松本

私は2023年度からキャリア支援サークル「じぶはた〜キャリア応援団〜」に参加しています。会社・職制・性別・年代に関係なく、SOMPOの仲間の〈自分らしく働く姿(じぶはた)〉を応援し、じぶはたの輪を全国に広げることを目標に取り組んでいます。ちょうど自分自身もジョブ留学(ジョブインターン)をしていたこと、また周りのライフスタイルの変化もあり、キャリアについて考えていた時期でしたね。サークル名には、自分らしく働くためのキャリアを応援するという想いが込められています。

それぞれの想いを大切にするために、それぞれの関わり方を尊重する。 1それぞれの想いを大切にするために、それぞれの関わり方を尊重する。 1

それぞれの想いを大切にするために、それぞれの関わり方を尊重する。 2それぞれの想いを大切にするために、それぞれの関わり方を尊重する。 2

キャリア支援サークル「じぶはた〜キャリア応援団〜」オンライン会議

多様なテーマに挑む、
各サークルでの活動。

忠見

LGBTQ+サークルでの活動に加え、今年からサークルマイスターという立場で、各サークルの活動支援も行っています。具体的には、サークル間の情報交換会の開催や、1年間の活動を総括する報告会の企画運営などです。さまざまな角度から世界を見ることで、少しでも生きやすい世の中づくりに貢献したいと思っています。

間野

子育て応援ラボには、現在47名の社員が参加しています。活動内容は主に三つ。一つは、子育てに役立つ情報を掲載するポータルサイトの運営。そしてチャットスペースでの対話。最後に、活動の中で見えてきた課題についての会社への提言です。私はリーダーとして、参加メンバーができる限り達成感を感じられるよう意識して取り組んでいます。

松本

じぶはた~キャリア応援団~は、子育て応援ラボのように具体的な取組みは決めていません。その時々で、メンバーが実現したいことを叶えていくようなスタイルです。2024年度は、オンラインセミナー「SOMPO LIVE」を3度開催し、ジョブ・チャレンジ制度や職員区分変更(勤務地範囲の縮小)、社外副業についてパネルディスカッションや座談会を行いました。

多様なテーマに挑む、各サークルでの活動。 1多様なテーマに挑む、各サークルでの活動。 1

多様なテーマに挑む、各サークルでの活動。 2多様なテーマに挑む、各サークルでの活動。 2

じぶはた〜キャリア応援団〜SOMPOLIVE実際の資料

多様な意見が活発に交わされる
組織であるために
「実践者」を増やす。

村中

損保ジャパンは130年以上の歴史を持つ会社なので、知らず知らずのうちに同質性が高い組織になっていないか、イノベーションが起きにくい環境になっていないかという視点を常に大切にしています。

山縣

いくら多様な人材が集まったとしても、多様な意見が言えなければDEIとは言えませんからね。それぞれが自分の意見を率直に言い合える環境をいかに作っていくかという視点が重要です。

村中

ERG活動のように、一つのテーマに対して立場や職種の異なる社員がみんなで意見を出し合って進めることは、DEIを体現することに繋がりますよね。

山縣

そうですね。カルチャー変革は社員の行動からしか生まれないと思うので、ERG活動に参加している皆さんのように、DEIの「実践者」を増やしていくことが大切だと考えています。

多様な意見が活発に交わされる組織であるために「実践者」を増やす。多様な意見が活発に交わされる組織であるために「実践者」を増やす。

少しずつでも、
着実なカルチャー変革の実感。

忠見

ERG活動は効果や進捗が見えづらい取組みですが、少しずつ仲間が増えたり、各サークルから取組みの相談が増えたりと、着実な進展を実感しています。

間野

当社は北海道から沖縄、さらに海外まで世界中に拠点があり多様な社員が在籍している中で、同じ悩みを抱えている仲間と繋がれることがERG活動の大きな意義だと思います。子育て応援ラボでは男性の参加メンバーも増えてきており、少しずつ活動が浸透してきているのかなと思います。

松本

間野さんの話とも重なりますが、キャリアについても全国の仲間と相談し合える機会を提供できていることを嬉しく感じます。地方だとどうしても接点を持てる社員が限定されてしまう中、横のつながりを持つための場としての意義は大きいですよね。

村中

男性社員の育児休業取得率が98%(2023年度数値)に向上したり、ERG活動の参加社員も増えたりと、少しずつですが着実な変化を実感しています。また、障害のある社員の活躍をテーマにするサークルからの提案により当社CMへの字幕挿入が実現したり、LGBTQ+の理解促進をテーマにするサークルの企画で、名古屋レインボー プライドに3年連続で協賛したり、またミドル・シニアの活躍をテーマにしたグループでは、病気と仕事の両立・病気予防の知識を社員へ提供することで、健康経営やwell-beingに寄与しています。

松本

本業が忙しい中、ERG活動などに参加するハードルは低いとは言えません。それでも少しずつ、自ら手を挙げる社員が増えてきており、ボトムアップで会社を変えていこうというカルチャーが育まれつつあると感じています。

少しずつでも、着実なカルチャー変革の実感。少しずつでも、着実なカルチャー変革の実感。

誰もが
“損保ジャパンでよかった。
SOMPOでよかった。“
と思えるように。

山縣

お客さま、代理店さん、社員、株主、あらゆるステークホルダーから「損保ジャパンでよかった。SOMPOでよかった。」と思ってもらえることが最終的なゴールだと思っています。今後も多様な社員一人ひとりの能力が最大限に発揮される企業であり続けることができるよう、働きやすく・働きがいのある職場づくり、日々のさまざまな意思決定や判断に多様な考えを活かしていく「DEIのカルチャー」の実現に取り組んでいきます。

誰もが“損保ジャパンでよかった。SOMPOでよかった。“と思えるように。誰もが“損保ジャパンでよかった。SOMPOでよかった。“と思えるように。