保険は社会のインフラとして重要な役割を担ってきた。事故や災害などが起きたときに、人や社会の大きな支えとなり、安心を提供してきた。その使命は、今も変わらない。しかし、事故や災害が起きたときに支えるだけでなく、事故そのものが起こらない環境をつくることも、これからの時代には必要になる。そうした考えのもと、損保ジャパンでは世の中の変化に対応し、新たな価値を創造し社会に貢献していくための経験と知見を持つ人材を積極的に採用してきた。齋藤もその一人。大手広告代理店、外資系の総合コンサルティング会社で豊富な実績を積み上げ、損保ジャパンの門戸をたたいた。
「広告代理店では、営業職として飲料、生活用品、輸送業界などのナショナルブランドや出版業界のブランディング、マーケティングリサーチ、クリエイティブ、メディア、デジタルマーケティング業務に従事しました。12年間、実にさまざまなクライアントを担当し、多くの経験を積ませていただきましたが、仕事をするなかで広告はビジネスのなかでほんの一部の役割に過ぎないということを痛感していました。もっとビジネス全体を俯瞰して事業をさまざまな角度で分析し、ビジネスの状況を数値で語れるようになる必要性を感じ、総合コンサルティング会社に転職しました」。
コンサルティング会社では、戦略コンサルティングのスキルやCX(カスタマーエクスペリエンス)デザインの手法を学び、多くの企業の事業成長に貢献することができた。そして、広告代理店とコンサルティング会社の経験と知見を活かして、新たな挑戦への意欲が芽生えていく。