SOMPOの歴史
世のため、人のため~創業から未来へつなぐ「火消し」のDNA~
損保ジャパンは、1888年に日本で初めての火災保険会社として誕生しました。当時、国から認められた唯一の私設消防団である「東京火災消防組」を組織し、24時間365日体制でお客さまを火災からお守りしていました。「万が一のときにいち早くお客さまのもとに駆けつける火消し」のDNAは、今でもしっかりと受け継がれており、また次の世代へ継承していくべきものです。
ここでは、その「志」が事業にどのように反映されてきたのかを振り返ることで、SOMPOの社会的存在意義や提供する価値についてご紹介していきます。
創成期
「火災から人々を守る」
ドイツ人経済学者・マイエット博士がもたらした近代的な「保険」思想は、東京府知事・松田道之に引き継がれました。
松田は、大火の多い東京だけでも何とか保険制度を実現させたいと奔走しましたが、志半ばで死去。しかし、その遺志は松田家の出入り商人の柳川清助らによって、明治20年、日本初の民営火災保険会社「東京火災」として実現しました。
東京で人々の暮らしを罹災から守りたいという悲願から出発。その志は継承され、日本初の火災保険会社として結実。源流には、身を挺してお客さまを守り抜くという強い使命感がありました。
普及・拡大期
「リスクに立ち向かい世の中を支えるインフラ」
技術や産業が発展していくに従い、個人の日常生活や企業の活動に多くのリスクが伴うようになりました。
発生しうるリスク
日常のリスク
- 事故
- 火災
- 災害
- トラブル
発展を阻むリスク
- 事業活動
- 海外進出
- 賠償責任
- 企業財産
NEW RISK
- IT
- 交通
- 地球環境
- 経済
損害保険は、そのようなさまざまなリスクに立ち向かい世の中を支えるために欠かせないインフラとして社会に貢献していくことになります。そこには大きな社会的な役割が2つあります。
予期せぬ事故がおきてしまったとき、お客さまが一日も早く日常を取り戻せるように、迅速に保険金をお支払いし安全をお届けする。
マイナスをゼロへ
新たなチャレンジを行おうとする挑戦者のパートナーとして、起こり得るリスクを未然に防ぎ、対応策を完備することで挑戦を後押しする。
ゼロをプラスへ
これからの損害保険
「レジリエントでサステナブルな社会の実現へ」
デジタル技術の進化や、5G(第5世代移動通信システム)の商用化、さらにはMaaS(Mobility as a Service=移動のサービス化)に代表されるあらゆるモノのサービス化による産業構造やビジネスモデルの変化に加え、昨今の新型コロナウイルスの影響により、急速に導入が進んだリモートワークや非対面コミュニケーションは、お客さまの価値観や生活スタイルにも大きな変化をもたらすことが予想されます。
このような大きな環境変化に対応するために、当社はさまざまなパートナーとの共創や最先端のデジタル技術とビッグデータ解析技術の活用により、新たなお客さま接点の創出と価値ある商品・サービスの創造に引き続きチャレンジをしていきます。
世界的なビッグデータ解析企業Palantirとビッグデータ解析ソフトウェアプラットフォーム事業を展開するテクノロジー会社Palantir Japanを共同設立しました。