挑戦者たち
充実した制度の支えで
子育てと仕事に全力

西東京支店 武蔵野支社

2012年入社

足立 沙織

#4

これまでの経歴

2012年
入社。京都支店京都支社に配属
2015年
第一子産育休を取得
2016年
京都支店京都南支社に復帰
2017年
第二子産育休を取得
2018年
京都支店京都南支社に復帰
2019年
第三子産育休を取得
2020年
配偶者の転勤に伴い、キャリア・トランスファー制度を利用
西東京支店武蔵野支社にて復帰

充実した支援制度と周囲の理解で3人の子育てと仕事を両立

社員の半数以上を女性が占める損保ジャパンにとって、女性の活躍は会社の大きな原動力である。結婚や出産を機に離職することなく継続して働き続けられるよう、さまざまな支援制度を整えている。足立沙織は、そうした制度を活用して3人の娘の子育てと仕事を両立している。
「就職活動時、さまざまな会社を見るなかで、損保ジャパンはキャリア支援制度や福利厚生などが充実しており、柔軟に働くことができる点に惹かれ入社しました」。
今でこそ、子育てと仕事を両立している足立だが、入社当初はいわゆるキャリアウーマンを志向していた。
「最初は営業事務をメインとした業務からスタートしましたが、外に出てバリバリと営業がやりたい、さまざまな経験を積んでキャリアアップしていきたいと思っていました。初めは慣れない用語に悪戦苦闘でしたが、サポーター(育成担当)や周囲の先輩に教えてもらいながら担当代理店における事務品質向上などの推進に取り組みました」。
やがて、同じ支社の先輩社員と社内結婚。入社3年目の2015年7月に産休に入り、9月に第一子を出産した。
「育休中は初めての子育てに夢中でした。保険商品は改定が多く、復帰後に追いつけるか不安もありましたが、2016年の4月には職場復帰をしました。夫も同じ職場だったので、京都支店京都支社から京都南支社に異動しての復帰でした。部署のメンバーも担当代理店も変わったので、慣れるまでは大変でした。保育園のお迎えがあるので残業が出来ない。子どもが熱を出すと保育園から連絡が入るので、急遽お迎えにいかなければならない時もあります。そんな時、快く送り出していただき、周りの理解やフォローにとても助けられました」。

配偶者の東京転勤でも仕事を継続できるキャリア・トランスファー制度を活用

復帰して翌年には、第二子を出産。産休・育休を経て復帰した後、再び翌年に第三子を出産。三度産休・育休に入るのだが、ここで大きなターニングポイントが訪れる。配偶者が東京へ転勤することになったのだ。この時、支えとなったのが当社のキャリア・トランスファー制度である。
「配偶者の転勤や家族の介護など、やむをえない理由で転居することになった場合も、勤務地を変更して仕事を続けられる制度です。旦那さんの転勤を機に奥さんが仕事を辞めるケースはよく聞く話です。私は、仕事を続けたかったのでこの制度は本当に助かりました」。
とは言え、全く知らない土地での生活。これまでは実家が近く、両親のサポートも受けることができたが、それも叶わない。しかも、子どもは3人である。
「最初は、やはり大変でした。でも、不思議なことに慣れてくるのです。子どもの日々の成長を目のあたりにできるのも、大変さを忘れられるひとときです。末っ子が一人で立てるようになったので、だいぶラクになりました。常に悩みはあります。でも、悩みや課題にぶつかりながらも一つひとつ乗り越えていくことで自分の成長につながると信じています」と、笑みを浮かべる。

子育てが落ち着いたらキャリアアップを
夫婦でキャリアプランを描く

新しい配属先は、西東京支店武蔵野支社。新しい職場での復帰に不安はなかったのだろうか。
「当社は早くから女性活躍推進に取り組み、各種制度も充実しています。でも、それ以上に一人ひとりの心の中に、仲間の活躍を応援しようという気持ちがしっかり根付いていると思います。京都も東京も、支店は違っても同じようにフォローしていただき、保育園から呼び出しがあった時も快く送り出してくれます」。
両親のサポートがなくなったが、夫が朝の保育園送りを担当してくれるなど、協力してくれるようになった。
「夫は9歳上なので、今ちょうどキャリア形成で大事な時期にいます。夫には今は家のことより仕事をがんばってもらいたいので、私は育児に注力する。育児が落ち着いたら、私もキャリアアップを目指してがんばる」そんな、キャリアプランを描いている。
家事や育児に奮闘する日々であるが、仕事をおざなりにしているわけではない。
「生命保険に関する資格をとりたいと思っていて、子どもが寝た後に勉強しています。最近は、後輩から質問されることも増え、曖昧な回答をするのが嫌なので、日頃の勉強にもより熱が入っています。用語や知識のアップデートは常に必要ですね。自分が忙しい時でも、質問されたらきちんと手を止めて相手の顔を見て対応し、ただ答えを教えるのではなく、調べ方や考え方も伝えるよう心がけています」と自己研鑽や後輩育成にも力を入れている。

将来は女性の働き方を応援する環境整備に関わりたい

3人の子育てをしながら、仕事にも力を注ぐ女性。少子化が進む現代では、そんなに多く見られるわけではない。しかし、足立が以前勤めていた京都支店には、同じような女性がいたという。
「当時の私は、結婚前なので子どもはいませんでしたが、11歳上の先輩でやはり3人の子育てをしながら仕事もがんばっている方がいました。旦那さんが海外赴任中だったので、一人で子育てもやっていました。その先輩を間近で見ていたので、損保ジャパンなら子どもを産んでも仕事が続けられると漠然と思っていました。先駆者がいるのは心強いですよね。今は、私がそういう立場になれたらと思っています。若い方々のロールモデルになって、子どもを産んでも働き続けられるという希望を与えたい」。 そのために、まずは自分の経験を発信することが大事だと考えている。
「人事部が主催する『ワーク・ライフ応援パーク』というだれでも参加できる社内SNSのコミュニティがあります。そのコミュニティの中で育児や介護、健康、セカンドキャリアなど、さまざまなテーマでオンラインツールを使用しながら社員が自らの経験を伝えることができます。私は、「複数育児」と「小1の壁」の2テーマに参加し、同じ境遇の社員と意見交換をさせていただきました。同じ会社で働きながらも、お会いしたことのない方々とオンラインでつながる経験はとても刺激的でした」。
『ワーク・ライフ応援パーク』を通じて、自分の経験は財産だとより一層実感した足立は、以前から考えていた将来のビジョンが明確になっていく。それは、自分の経験を社内の環境整備に活かすことだ。
「希望の部署に応募できるジョブ・チャレンジ制度を使い、人事部で女性の活躍を応援するための環境整備に関わりたいです。例えば、相談したい人と相談に応じられる人をつなげるマッチングアプリを開発したい。子育てと仕事の両立に悩んでいる人が、気軽に悩みを解消できるような環境整備に貢献するのが目標です」そんな足立の活躍を待ち望んでいる女性が、たくさんいるに違いない。

ある1日の時間割

5:30
起床

自分の朝食と身支度を終わらせたら、すぐに子供たちの朝食、身支度。

7:20
出発(保育園送り→通勤)

三女を保育園に送り届けてからの通勤。長女と次女は夫が保育園に送り届けます。

08:15
出勤
08:30
仕事開始

メンバーとのミーティングや代理店対応

11:30
お昼休憩
12:30
仕事再開

午前と同じく、社内メンバーとのミーティングや代理店対応を時間いっぱいまで。

16:30
終業→ダッシュで駅へ

長女・次女の保育園お迎え。その足で三女の保育園お迎え。

18:30
帰宅→夕飯準備など

洗濯物を取り入れ、夕飯準備。夕飯の後は、翌日の子供たちの準備。

20:45
子供たち寝かしつけ

保育園のお手帳を3人分書いてから、子供たちを寝かしつけます。

22:00
夫帰宅

夫帰宅、夫の夕飯とともに今日の出来事などについて会話をします。

23:00
就寝
※ 取材時点での所属部署を記載しております