挑戦者たち
地元企業を支え、
地域とともに歩む

金沢支店 法人支社

2016年入社

坂本 萌衣

#8

これまでの経歴

2016年
入社。金沢支店金沢支社に配属
2017年
金沢支店法人支社に異動

地元のお客さまを支え、ともに成長したい
その思いを抱き、1年目から大活躍

全国各地に拠点を持つ損保ジャパンでは、それぞれの地域に貢献し、地域のお客さまと強い信頼関係を結んで自身も成長していくことができる。坂本萌衣もその一人である。石川県金沢市出身の坂本は、就職活動時、生まれ育った金沢での就職を希望していた。
「石川県内には素晴らしい企業がたくさんあります。魅力的に感じる会社が多くあり、正直迷ったのですが、どの企業も損害保険とつながりがあることに気づき、損害保険会社であればさまざまな企業と関わり、一緒に地域の発展に貢献することができると感じました。また、損害保険は企業や人の生活に大きなダメージが生じたときに寄り添い、その穴(=経済的損失)を埋めることができます。この穴を埋めることができなければその先の成長や発展につながることができない。大好きな地元企業や人々の支えになれることに魅力を感じ、当社への入社を決めました」。
入社後は金沢支社に配属され、地方銀行、生命保険会社、整備工場、企業内代理店などを担当。業務は多岐にわたった。
「1年目に苦労したことは、募集人が多数在籍する金融機関代理店の対応です。募集人の方々は通常のメイン業務を行いながら、お客さまに損害保険もご提案していただく。いかに募集人の方々に損害保険を理解していただき、販売に繋げてもらうか。私が講師になって150人近い募集人の方々にレクチャーしていました。どう伝えればよいか、どうすれば伝わるか、どうしたら募集人の方々の行動につながるか。教えること、人を通じて保険を販売していただくことの難しさを痛感し、一方で難しいからこそのやりがいを感じました」。
資料は坂本自身が作成し、募集人がお客さまに声をかけやすいように工夫をした。また、整備工場では法人開拓に取り組んだ。本業で関係のあるお客さまをリスト化。「保険を活用してお客さまとの新しい接点をつくりませんか」と代理店主や責任者に提案するなど、保険を通じた代理店の本業顧客基盤強化を実践し、本業の経営に寄与。1年目とは思えない活躍ぶりだった。

保険を通して石川県、地域のインフラを支えている
その実感が自身の誇り

損保ジャパンには新入社員にサポーターと呼ばれる先輩がつく「サポーター制度」がある。もちろん職場全体で新入社員の成長を願い、サポートを行うが、いつでも真っ先に相談できる先輩がいることで安心して働くことができる。
「6年上の先輩がサポーターになってくださいました。ていねいに指導していただいたおかげで、日々成長することができました。まず教えてもらったのは、『相手のことを考えることが大切』ということです。キャリアが浅いと、どうしても自分の思いが前に出てしまい、相手の言葉に耳を傾ける余裕がありません。自分の考えるベストが相手にとってのベストであるとは限らない。まずは相手の状況を把握し、相手の言葉を聞いて、それから意見を伝えた方が良いと教わりました。今でも肝に命じています」。
2年目には、信用金庫や建設業を担う代理店を担当することになる。
「建設業は担当していて面白かったです。損害保険を通して地元のビル建設やダム工事など、当社が石川県や他の地域のインフラを支えているのだと思うと、仕事が誇らしく感じました。同時に地域の発展を担う社会的責任の大きな仕事であると実感しました。JR金沢駅西口広場のリニューアル工事は私が担当した建設業を担う代理店が施工したのですが、新しくなったJR金沢駅を見るたびに自分も関われたことをうれしく感じています」。
2018年から信用金庫で企業の労災保険、火災保険が販売できるようになった。坂本を含め支社全体で信用金庫の職員に損害保険の知識を身につけてもらうための勉強会を開く。
「お客さまは何がリスクだと思っているのか、気づいていないリスクはないか、保険は目には見えない商品だからこそ、お客さまのことをしっかり理解していないと本当にニーズを満たしているかわかりません。代理店と真剣に向き合い、お客さまのことを必死に考えるあまり、ときには議論に発展することもありました。しかし、これが代理店との信頼関係につながったと感じています」。

「保険の先」を考える新しい時代
付加価値の提案で地元の活性化に貢献したい

その後、ハウスメーカーや運送業の代理店も担当。坂本の担当領域はさらに拡大していく。
「幅広い業種のお客さまと関わり、扱う保険の種類も多種多様であることが、企業営業の醍醐味です。今は先が読めない時代です。自然災害が増えており、ITの普及に伴うサイバーリスクもあります。そのため保険の種類も増えています。こういう時代の変化に応じた企業のニューリスクを考え、提案する仕事はやりがいがありますし、勉強する度に面白みを感じます。ただ社会が複雑化すれば、保険だけでは解決できないことも出てきます。当社のスローガン「保険の先へ、挑む。」のとおり、まさに「保険の先」を考える時代です。そもそも事故が起きないようにするためにはどうすればいいか、事故が起きた際の損害をどの程度軽減できるか、そのような提案が求められています。当社にはさまざまなグループ会社があるので、保険だけではなく、お客さまの求めるサービスをご提供することも可能です。お客さまが求める新しい商品やサービスを提供することでお客さまの事業の発展を支援することができる。終わりはありません。会社として貢献できる範囲も広がり続け、働いていてわくわくします」と、時代の変化を楽しんでいる。

地元への思いを深めることで獲得した視座
SDGsやCSVにも強い関心を抱く

坂本が今、見つめているのは大好きな石川県への貢献。そのために『企業のコーディネーター』役になり、地域の発展に寄与したいと言う。
「幼い頃から知っている企業、毎日使っている電子機器の地元メーカー、情緒あふれる金沢の風景。そんな地元に貢献することが目標です。私が所属する金沢支店のテーマが『世のため・人のため・地域のために』。私たちが今できることを全力で取り組む、という意味です。これまでは個々の担当企業の経営リスクを中心に考えてきましたが、今後は地域企業の新たな事業発展に貢献できるようになりたいです。当社には本当にたくさんの多種多様なお客さまがいらっしゃいます。損害保険会社である当社が企業や地域が持つ課題に対する直接的な答えを持っていないとしても、そのコーディネーター役となって、さまざまな企業や地域をつなぎ、新たな価値を提供していきたい」と意気込んでいる。
地元を元気にするために、自分に何ができるのか。坂本はそんな思いを深めていくうちに、より高い視座を持つようになった。それが、世界中の数多くの企業が挑む持続可能な開発目標であるSDGsの取組みや企業が社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に、経済的価値を創造するというCSV(Creating Shared Value)への関心だ。
「石川県だからできるSDGsや損保ジャパンだからできるCSVもあると思うのです。さまざまなお客さまとコラボレーションして、より良い石川県につなげたい。そのために、ますます勉強が必要です」壮大な目標を原動力に、坂本は地域とともに歩んでいく。

ある1日の時間割

6:40
起床

朝は5分ほど軽いストレッチ。

9:00
出社

メール・社内通達のチェック。朝は代理店から電話がかかることが多いので質問対応もします。

10:00
お客さま訪問

担当の代理店とお客さまを訪問し、新規提案や商品の説明を行います。

12:00
昼食

最近は脂質・タンパク質に気をつけながら、コンビニやお店のランチを楽しんでいます。

13:00
提案書や打ち合わせ資料作成

企業ホームページを見たり、さまざまな情報を確認しながら提案書を作成します。

15:30
代理店訪問

代理店からの質問に答えたり、個別案件の打ち合わせを行います。

17:00
代理店訪問振り返り

相談やと問い合わせ内容に関する確認や打合せ内容を踏まえた資料を作成します。優先順位をつけながらスピーディーに対応します。

19:00
ToDo確認→退社
20:30
自宅で軽く運動

ゲームやYouTubeで運動。1時間~1時間半くらい。かなりリフレッシュできます!

22:00
リラックス&勉強

入浴~TV視聴。本や漫画を読んだりしてリラックス。最近は損保の資格を取得するために勉強しています。

23:30
就寝
※ 取材時点での所属部署を記載しております
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内定者社員
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2021年4月入社の内定者が、仕事内容や職場など入社後の 「気になること」を全国の先輩社員に直接聞いてみました。 国内6地域を同時につないだオンライン座談会です。